シーシュポスの神話 (新潮文庫)
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神々がシーシュポスに科した刑罰は大岩を山頂に押しあげる仕事だった。だが、やっと難所を越したと思うと大岩は突然はね返り、まっさかさまに転がり落ちてしまう。――本書はこのギリシア神話に寓してその根本思想である“不条理の哲学”を理論的に展開追究したもので、カミュの他の作品ならびに彼の自由の証人としてのさまざまな発言を根底的に支えている立場が明らかにされている。
avashe.icon人生に意味を与えてくれる神が去り、不条理がはびこる世界でどうやって生きるべきかを示すカミュの哲学的エッセイ(書籍) 結構難しい本だったので、実存主義のざっくりとした概要とかを知っておかないと何言ってるかわからんと思う
カミュは理性と情熱の塊みたいな男なのだが、そういう男の直の思索なのでとっても辛口ドライな文章だった
辛口ドライな文章を求めてる人にはいいかもしれない(予備知識なしに読破できるかは保証しない)